裏高尾 小仏城山 2006/05/14

− 裏高尾〜蛇滝〜高尾山〜小仏城山〜弁天橋 −

高尾山は都心から約一時間。

昔から山岳宗教の為か保護されていて、都心に近い割には自然の残る素晴らしい所だ。

年間200万人の訪れる都民の安らぎの山だ。

子供達も此処で自然の素晴らしさ、そして登山マナーや自然との触れあいについて学んできた。

しかし、園央道トンネル工事などにより次第にその環境は破壊されつつある。

この週末は天気が悪いので山歩きを諦めていた。

しかし、今日は何とか雨も上がりそう。

近くの高尾山に出かける事にする。

新しいズックを慣らしたかったが、登山道がぬかるんでいそうなので見送り。

いつもの7時の京王線で高尾山口に着くが、登山客はまばら。

駅から甲州街道を高尾方面に戻り、案内川に沿って歩く。



川辺に、小さな木があってマユミの花が咲いている。地味な花だ。

洒落たコーヒーショップ「やかた」と住宅の間に、「高尾山ちか道入口」本道四四丁、ちか道三四丁の古い石の道標がある。

一度この道も歩いてみたい道だ。

小名路の交差点手前の橋を渡って直ぐに左折して小仏川の土手を行く。

この道は景信山からの帰りに使う道だ。

山野草の多い道で、大好きな道だ。



この土手沿いの家は沢山花を咲かせている。

コデマリがもう咲いているんだ。

クレマチス(テッセン)が見事に咲いている。



テッセンとは、ツルが鉄のように硬いと言う事から付けられた。

梅の実がもう一杯。

止んだと思っていた雨が降り出した。



ヒルザキツキミソウも雨に濡れている。



オドリコソウは何か好きではない。



一つの花柄からふたつずつ実がなっている。梅のようだが何だろう。

渓流には小さな滝がある。



一ヶ月前、ニリンソウやヤマエンゴサクの花園だったのに、今は何の花も咲いていない。

しかし、花が無くても気持ちの良い道。



高尾天満宮の梅園を通り抜ける。

ガクウツギの花が渓流沿いに咲いている。



茎の長いとても小さなスミレ。

野菜のような葉っぱのこれは花だろうか?



セリバヒエンソウはこの辺では何処にでも咲いている。

シャガの花が一杯咲き乱れている。



マルバウツギが咲き始めている。

渓流沿いから車道に出て、旧の高尾参道を蛇滝に向かう。



老人ホームの横を上がっていくと、千代田稲成大明神と日の出弁天がある。



この白い花は何だろう。すごくボリュウムがあって綺麗。



高尾山蛇瀧水行道場の石碑。



お地蔵さんが多い。

ウツギの花はもう終わりかけ





シャガの花だらけ。

外には余り花はない。



水行道場入口をこえ階段を上ると福玉稲荷大明神がある。

信者の方が修行しているのが、大勢のお祈りの声がする。

一寸異様な雰囲気のする所だ。

これもまた高尾山の一つの姿かも知れない。



ブナの大木はもうすっかり芽吹いて多くの葉を広げている。



この間まで、枯れ木のようだったのにもう深い緑。

フタリシズカかが咲いていた。



先週、御前山で見たブナの実生に本葉が育っていた。

辺り中一杯だが、若葉が美味しいのか、殆ど囓られている。



関東のブナの葉は、四国のブナの葉より少し大きい。

四国のブナの芽吹きのような、繊細な美しさは無い。



此処のブナは、葉脈が15〜20本ありイヌブナと見分けられる。

それと幹の廻りに若木(ヒコ生)が一杯生えているのも特徴。

ブナの葉の縁は波状、そしてその引っ込んだ所に葉脈の先端が届いている。

ミズナラなどはギザギザの山の所に葉脈の先端が届いている。



ミズナラの葉。



このブナの若木はもう芽吹いてから5〜6年経っているのだろう。

沢山の実生の中から運良く育ったのかなあ。

しかし一説に寄れば、高尾山のブナは江戸時代の小氷河期に芽吹いて育ったのが今残っていて、

この暖かい環境の中では新しく芽生えても、成長出来ないとの事である。

貴重なブナだなあ。

小氷河期と言えば、天明天保の飢饉があった頃だから今から230年〜180年ほど前の頃。

ブナの成木の平均寿命が約200年〜250年だから、ほぼ平均寿命に達している事になる。

高尾山に生育しているブナは80本。イヌブナは800本。

これらのブナの木が寿命を終わったら、もうブナの姿は見えなくなるのかも。

いや、また何時か小氷河期の時代がやってくるかも知れない。



地元の人が多く反対(天狗裁判)している、園央道のトンネル工事ももう完成間近。

政府は一度やろうと決めたら巨額赤字、その経済効果、住民の反対そして自然環境保護なども一切無視し続けるのだ。

ホウノキの大木やツゲの大木もある。



この真っ直ぐ延びた大木は何の木だろうか?

樹皮が細かなウロコ状になっている。

大きすぎて葉が見えない。

調べた結果モミの木だろうと決定。

立派な木だ。



吊り橋(みやま橋)を渡るとモミジの新緑が綺麗。

少し日がさしてくる。



四号路を通り、山を巻いていく。

この丸みを帯びた葉は、カツラの葉だろうか?



ヤマボウシの新緑とラショウモンカズラ。



高尾山山頂では、子供達が多い。

カシワの大木があり花を咲かせている。

カシワと言えば、柏餅のシーズンも過ぎてしまった。

子供が巣立つと、季節感のある食べ物と縁が遠くなってしまう。

花が垂れて咲いているのはクヌギの木だろう。この木も大きい。



ついこの前、満開の桜も濃い緑。



また曇ってきて、当然富士山は見えない。



ヤマツツジが綺麗だ。



もみじ台から一丁平に向かう。

モミジの新緑が見事。

子供達は元気で走りながらやって来る。



ホウノキの花が丁度満開。



ウマノアシガタが彩りを添える。



一丁平に来ると去年も此処で出会った、小さな可愛いイカリソウが待っていてくれた。



去年より遅かったので、もう咲いていないと思っていただけに感激。



曇っているのでピントが合わし難い。

実際見た可愛さを、なかなか表現出来ない。



白いイカリソウもチラホラ咲いている。



此処のホウチャクソウは大きくて立派。

チゴユリはもう花期が終わりかけ。



この花はナツトウダイだろうか?

小仏城山に来ると桜がつい最近まで咲いていたのか、花びらが沢山散っている。



相模湖を見ながら少し早い昼食。



鈴蘭が咲いていた。

右の花は不明。







今日は相模湖に向かって降りる。

緩やかな綺麗に整備された道だ。



道端にギンランみっけ。

綺麗な花だなあ。

盗掘に遭わなければ良いんだけど。




相模湖に向かって降りていく。

この紫と白の花も綺麗だが名前は解らない。

多分オダマキの一種だと思うのだけれど



甲州街道を横切って、弁天橋に向かう。

クレマチスが見事に咲いている。

右のピンクの花はなんだろう?

調べたら、マロニエとアカバナトチノキの交配種のベニバナトチノキというらしい。

なんと高松の中央通りに今満開らしい。

雀が一杯住んでいるので有名なあの街路樹がそうだろうか?



弁天橋までは、かなり下っていかなければならない。

これも綺麗な花だなあ。

オオツルボだと蘭ちゃんに教えていただきました。



弁天橋の謂われを書いてある。

甲州街道が出来る前は此処が主街道だったのだろうか?



弁天橋まで降りて、また降りた分だけ登って行く。

かなり薄汚れた感じの場所だが売店もあり、観光客も来るようだ。



しかし、かなり坂は急だった。今日の歩きの中で一番キツかったかも?

相模湖のダムを渡り、相模湖駅へ。ビールを買っている内に列車が出てしまったので、

ベンチでゆっくり、グビリぐびりとやる。

今日は天気はすっきりしなかったが、ブナの新緑とイカリソウを楽しむ事が出来た。

山野草はもう端境期に入ってしまったのかなあ?





総歩行距離13.5q

累計標高差 +1084m −1076m


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