大菩薩峠2 2005/08/29

「親不知の頭」の岩の上で考えた。

「オヤシラズが一本残っていて、涼しくなったら抜きましょうと歯医者に言われているなあ..」

ではなくて、これからどうしよう?

せっかく此処まで来たのだから大菩薩嶺に行ってみたい。

14時過ぎに大菩薩嶺を出発すれば、17時のバスには何とか間に合うだろう??

もし間に合わなかったら、大菩薩温泉に入ってビールを飲んで、19時のバスで帰れば良いや..

でもそうしたら自宅に着くのは、24時くらいになるかも知れないなあ..

と悩んでいたら、私も「おべんと食べて元気もりもり..」

と家内が言う。

それじゃあ急がなくては。

13時38分出発。8分しか休んでいない。







道を急いでいるのに、山野草の花園が広がっている。

ヤマハハコ、ウスユキソウが白い絨毯のよう。

ウメバチソウや、ハナイカリが、所狭しと咲いている。

これでは足が進まない。

ゆっくり見ていたい誘惑を振り切って進む。



やがて賽の河原の避難小屋に着く。

ここは大菩薩峠の旧峠で、右に行けば、サカリ山経由で旧青梅街道、奥多摩方面に出るらしい。

左へ行けば福ちゃん荘に降りる事が出来るらしいが、地図には載っていない。

ここは、多摩川と笛吹川の分水嶺で、ここにお坊さんが菩薩像を祀った事から大菩薩峠の名が付いたとか..



沢山のケルンが賽の河原の雰囲気を醸し出している。



トモエシオガマのピンクが一際目を引く。

ここのタカネマツムシソウは、色が淡く清楚な感じがする。



ホソバウスユキソウかな。

後ろを振り返ると大菩薩峠からの稜線にガスが出ている。



しばらく行くとまた岩場を登る。





このピンクの花はなんだろう?

ハナイカリがもっとゆっくり見ていってよと言っているみたいだ。



標高2000m地点は神部岩

14時着。時間がドンドン経っていく。







ハコネギクが満開



朝バス停で一緒だった男性とすれ違う。
唐松尾根から登ってきて大菩薩峠に降りていくらしい。

時計とニラメッコしながら急ぎ足で降りていった。



岩場を越えると其処が雷岩だったらしい。

雷岩と言うからでっかい岩がドデ〜ンとあると思っていたが??



雷岩からは素敵な林の中を行く。

14時14分。大菩薩嶺(2057m)につく。

さあ時間に余裕はない。

直ぐに下山すべし!!

と思っていたら、4人組の女性から写真を写してと写ルンですを差し出された。

2ポーズほど撮影して、丸川峠に下ろうとすると

ちょっとあなた達そっちは道が違うわよ。

と、先生と呼ばれていた赤い服の上品そうな女性から声がかかった。

一瞬お花の先生かなと思ったが、そう言えば関東では、ガイド役を務める人を「先生」と呼んでいる。

「そっちへ行ったら丸川峠経由だけど、今からじゃあ遅くなるわよ。タクシーでも呼んでいるの?」

老婆心で言うけど、この地図の所要時間を自分で見て確認しなさい」

ああなんてこった。

そりゃあ..四国でもよく言われたけど、私の格好はゴルフ用の真っ赤なポロシャツにジーパン。

リュックは1000円の町歩き用。

家内は疲労困憊の様子。

無視していくのも、なんなのでちょこっと地図を見て、「今朝もこの下から登ってきましたから」。

「えっ登山口から登ってきたの?」

はいっと言って出発。

10分以上ロス。

後でこの10分に泣かされる事になる。



丸川峠に向けて出発。

ガスが益々濃くなる。

もう登ってくる人は誰もいない。



笹の中をひたすら降りていく。

ハクサンフウロの咲き乱れる場所に来た。



ここは、お花畑として有名らしい。

シモツケソウも咲いている。

ロープを張った道の両側には花が沢山咲いているが、道を急ぐ。



丸太ん棒がたくさんあるところを過ぎると丸川峠(1676m)に着いた。

15時30分。

音楽がなっているが、戸は閉まっている。

冷たい水を買おうと思ったが無理のよう。



小屋の裏に回ると古い木彫りの仏さんがある。

ここから柳沢峠(青梅街道)に抜ける事が出来るようだ。

椅子に座って、おにぎりの残りと水を補給。

其処へ大きな丸太を引っ張った人が帰ってきた。

冬の準備でもしているのだろうか?

私達を無視して作業をしている。

私達もかまっては居られない。

直ぐに出発。

15時36分。




最初は広い草原の快適な道。

次第に樹林帯の中の厳しい道と変わる。

雨もポツポツ落ちてきた。

薄暗くなった急坂を転がるようにして降りていく。

大きな岩が沢山あるが、幸いな事に砂岩のような岩で、足がかりが良く滑らない。

途中で膝が痛くなるが、ひたすら降りていく。

高度計の数字が減っていかないのがもどかしい。

写真など写していられない。

沢の音が段々大きくなるが、なかなか沢筋に出ない。



16時41分、やっと沢筋(1183m)に出た。

此処からは快適な道とガイドブックにあったが、去年の台風でかなり荒れている。

もう時間がない小走りで降りていく。

美しい渓谷を横に見ながら、薄暗くなりかけた道を急ぐ。

16時53分、今朝通った、車道にやっと飛び出し、車道をバス停目指す。

二人で車道を最初は駆け足、最後はダッシュモードで17時4分バス停着。

頂上ですれ違った人も今着いたばかりのよう。

まずは、お店に飛び込んで、冷たいビールを購入。

一気に飲み干す。

プラムを一個プレゼントして貰う。

美味しいと言ったら12個500円で買わされた。

後で他の人のレポートを見ると、20個100円に値切って買ったと書いてあった。

まあ家内が気に入って美味しいと言っているからよしとするか..



歩行距離14.3q
累計標高差±1245m

帰りのバスは17時10分丁度に出発。

登りの時は満員で坂をあえぎあえぎ登ったが、下りは快調に飛ばす。

塩山駅に着くと17時30分発の特急「かいじ」がホームに入っていた。

特急券も持っていないが、とにかく飛び乗る。

普通電車とは全く違う乗り心地で、温かいコーヒーを飲んでリラックスして、車掌さんから特急券購入。

一人1300円。

特急は流石速い。

19時に新宿着。

重い足を引きずりながら自宅に帰る。

あわただしい山歩きだったが、沢山の花にも出会えて大満足。

しかし、足の筋肉痛がしばらく続きそう。


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