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宝登山 |
2006/02/25 |
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− ロウバイの咲き乱れる山、宝登山をゆっくりと楽しむ −
今日は、会社のハイキングクラブで、宝登山に登る。
西武池袋駅で待ち合わせ。
8時36分の、長瀞直通電車で出発。
西武池袋線から、お花畑経由で、秩父線に入る。
意外と乗客は少なく、快適なシートだが、2時間以上も乗っていると疲れてくる。
やっと10時46分長瀞駅着。
長瀞駅は、予想に反して小さな駅。
しかし、駅前には、石のモニュメントにオーロラビジョンが埋め込んであり、長瀞火祭りの様子を映していた。
3月4日に火祭りが開催されるそうだ。
大きな立派なトイレがあり、広場にはおみやげ物売り場もある。
ビールを仕込んで、幹事の挨拶の後出発。
10時54分。
駅前を真っ直ぐ行くと、宝登山神社に着く。
11時10分。
登山前に宝登山神社にお詣り。
この神社は元々「火止(ほど)神社」と呼ばれ、
日本武尊がこの山に登った時山火事となり、巨犬が現れて火を消したと事からその名が付いた。
立派な龍の彫り物がある。
日本武尊のみそぎの泉などを見学してから出発。
車の通れる林道を登って行く。
途中で直登路が何度も交わるが、そのまま林道を登って行く。
程なく見晴らしの良い場所に来て、正面に不動山、陣見山などが見える。
犬を連れた地元の人が居て、色々説明してくれる。
正面の長瀞ゴルフ場の上には射撃場があって、
国体の競技などに使われたが、銃の弾の鉛害が問題になったとか..
しばらく登ると、ロープウェイ駅に出る。
福寿草が沢山栽培されている。
雪のない福寿草は、魅力半減。
奥の院や、動物園を通過して、ロウバイ園の上の道から頂上を目指す。
人も一杯だが、蝋梅の花も一杯咲いて天気も最高。
1000本ほどもある蝋梅は流石見事だ。
甘い香りが一面に漂っている。
満月蝋梅、素心蝋梅、和蝋梅などがある。
時期が遅いので、今満開なのは満月蝋梅が多い様だ。
宝登山頂上に、12時30分着。
登山道は、殆ど人が居なかったのに頂上は満員。
早速、お弁当タイム。
頂上は火が使えないので、予定していたワンタンやみそ汁は中止。
ところが、隣の若いグループは、スキヤキや、熱燗で、とても良いニオイをまき散らしている。
私は、寂しくおにぎり弁当と、駅で仕入れた缶ビール。
頂上からは、両神山や武甲山が見えるが、霞んでいる。
ゆっくりしてから下山開始。
13時12分。
先輩達もお元気だ。
野上峠に向けて降りていくが、階段の急坂。
慎重に降りる。
長い急な階段を下りて少し行くと、車道に出る。
本当は此処を横切って長瀞アルプスコースに出るのが良いのだろうが、車道をそのまま下っていく。
14時25分。長瀞駅着。
駅から、踏切を渡ると、長瀞のお土産街がある。
観光客に賑わったお土産屋さんの間を抜けていくと、長瀞船下りの乗り場に着く。
石灰岩が多いせいか、白い岩とグリーンの川の色が美しい。
この川は荒川。東京湾に注ぐ。
昨年行った笠取山の分水嶺で、多摩川や笛吹川と別れた一滴の水が此処ではもう大河となっている。
土産物屋で、打ち上げ。煮込みやおでんをつまみにビールで乾杯し、
手作りの豆の肉や干し芋等買い入れて、15時6分の池袋行きに乗り込む。
今日初参加の、奥様方も大満足の模様。
この秩父線は元々石灰岩の積み出し用だったが、
今でも、秩父太平洋セメントのプラントがあり、石灰岩を乗せた貨物列車が走っている。
その石灰岩を掘り出して、半分無くなってしまった武甲山がそれでも雄々しくそびえていた。
またもや秩父の地酒ワンカップを飲み、ウトウトしていると池袋駅に17時15分過ぎに到着。
今日はノンビリハイキング。ゆったりとした一日を楽しめた。
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