箱根旧街道2
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− 関東の人は親切だなあ.. 箱根杉並木を行く−

11時丁度、畑宿を出発。

標高400m





出発して直ぐに修復されたばかりの一里塚があった。
江戸から23里

先ほどの一里塚から4q程きたらしい。

まるで古墳のような土積の上にエノキが植えられている。



スミレやムラサキサギゴケが群生している。



此処からは快適な石畳を行く。
私達は、登山用のトレッキングシューズに、登山用の厚手の靴下を付けているおかげで
石畳のでこぼこも余り気にならないが、スニーカーなどでこの石畳を歩くのは大変だろうと思う。



西海子坂を越えると七曲がりに出る。



ここの車道は測道があり歩きやすい。

ヘビイチゴやスミレが、側壁に沢山咲いている。

車で通りすぎる人達が、変な目で眺めて通り過ぎていく。



箱根新道を下に見るように県道を行くと、見晴らしが良くなり、山の向こうにかすかに海が見えるようになる。
霞んでいるので写真には写らない。



七曲がりの舗道沿いを排気ガスに悩まされながら登っていくと階段に出る。

階段をやっとクリアするとまた樫の木坂を上がる。

「東海道新名所日記」に

かしのきのさかをこゆればくるしくて、どんぐりほどのなみだこぼれる

と詠まれただけの事はある。

いくつかの階段を繰り返し登っていく。



階段はキツいが、新緑がとても美しい。

見晴茶屋に上がる階段をパスして、石畳を行く。

先ほどから少し前を歩いていた人達は、見晴らし茶屋煮上がって行ってしまった。
茶屋で休んで、車で移動するようだ。

この街道は、バス道とずっと交わりながらつながっているので、自分の歩きたい所だけ選んで歩けるようだ。



静かな石畳の道を行くと野鳥の声が聞こえ、沢山の野草が咲いている。



甘酒橋があるのでもう少しで甘酒茶屋に着くはずだ。

カキドオシやピンクのヤマエンゴサクそしてネコノメソウが群生している。
ネコノメソウの黒い種子は、ままごとのお皿の上に並べられたご馳走のように見える。

突然大勢のハイカーがやってきた。

甘酒茶屋に車を停めたりバス出来て、この素晴らしい旧道を楽しみにきたのだろう。



猿でもスベル猿滑坂、そして県道の歩道橋を渡るとフッコミ坂。



親鸞上人の碑の右から山道に入る。



山道を少し行くと甘酒茶屋の裏に飛び出す。

大勢の人が休んでいる。

11時52分着。

標高691m



江戸時代からあったという古い茶屋で、冷たい水を購入。

此処の名物甘酒400円をいただく。

こってりとした甘さの抑えられた甘酒は、此処の名物だけの事はある。

楓の古木の前で記念撮影。



苔むしたお地蔵さんが歴史を感じさせる。



冷たい水で顔を洗い、トイレをお借りしてから出発
12時7分。



ツツジの咲き乱れる於玉坂(関所破りで処刑された娘玉の悲しい物語がある。)
を登っていくと、また県道に出てその向こうに旧街道は続く。



ミヤマカタバミが杉の根本に沢山咲いている。
白水坂を越えると、石畳はいよいよ歩きにくくなり高度を上げる。



天ノ石坂の急坂を登り切ると標高809m

やっと緩やかになる。



緩やかな下り坂を下っていくと箱根馬子歌の石碑がある。

とっても可愛い子供が一生懸命下りていた。

お母さんも魅力的な人だった。



権現坂を下りていくと観光客が多い。

右に駒ヶ岳が見える。



370年ほどの樹齢の杉並木に入る。



何処かで火事でもあるのだろう。
消防自動車が走り回っている。

ケンペル・バーニー碑

箱根の自然保護を訴えた人



元箱根の街に着く

12時50分

観光船乗り場と箱根寄木細工の店



箱根神社の大鳥居とお助け地蔵。

箱根駅伝は小涌谷から山を下りこの大鳥居を抜けてゴールを目指す。



観光船乗り場とバスターミナル。

芦ノ湖の観光船乗り場は、経営会社により二ヶ所別の所にある。
フリーチケットも共通では使えない。
顧客無視の営業方針が今も続いている。

箱根美術館から、杉並木に入る。



此処の杉並木は400本ほど残っているそうだ。






やっと、今日の箱根旧街道歩きの最終目的地、箱根関所に着く。

13時11分

丁度4時間で12qを歩き通した事になる。

関所門で記念撮影。

ここが箱根駅伝ゴールとなっている。

関所跡は現在復元工事中。

真っ黒な何か味気ない建物に変わりつつある。



芦の湖畔には、フッキソウが沢山咲いている。

続く

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