大平山〜石割山 2005/12/10

− でっかい富士山に出会った、山中湖北岸の稜線歩きを楽しむ −

一ヶ月ほど、忙しい日々が続いた。

風邪気味で体調が良くない。

山も、雪が降ったようで、どの程度の積雪なのか良く解らない。

低山の稜線歩きを楽しむ事にした。

7時10分発の中央高速バスで新宿を出発。



調布のインターを過ぎた辺りから、多摩の丘陵の上に白く輝く富士山の姿が見えてくる。

富士急ハイランドまで来ると目の前に大きく富士の姿が広がっている。

雲一つ無い、素晴らしい天気だ。この天気が続いてくれる事を願う。

最初は、忍野八海から歩き始めるつもりでいたが、この便は忍野入り口でしか停まらない事が解る。

バスの中で悩んだ結果、ホテルマウント富士のバス停から歩く事に決定。

渋滞もなく、9時過ぎに到着。

満員の乗客で、一緒に下りたのは1名だけ。

9時10分出発。



山中湖の湖畔を時計回りに行くと、目の前の丘にホテルマウント富士が白く輝いている。

湖には、白鳥や鴨たちがのどかに遊んでいる。

人慣れしているのか、近づいても逃げようとしない。



振り返ると素晴らしい富士の姿が...



一緒にバスを下りた男性について、ホテルマウント富士の看板から登って行く。

(本当の道は、大出山入り口のバス停から、ホテルの裏門にむかって登るらしい)

車道歩きはいつもながら足に応える。

しかも、前の男性の足の速い事。

ドンドンはなされていく。

しかも、何時の間にか後ろからやって来た、初老の男性にも追い抜かれる始末。

しかしながら、車道から見る富士山の見事な事。



9時40分ホテルマウント富士の正面玄関に到着。

立派なホテルだ。

駐車場は宿泊客の車で満車状態。

支配人らしき人が、玄関に出て、富士の姿に見入っている。

ふと北を見ると、三ツ峠山が朝日に輝いて見える。

手前は忍野村の家並み



ホテルの駐車場奥から、山道があるので、入っていく。

この看板は、ホテルの周りの遊歩道を示していて、大出山や大平山を示してはいない。

小高い所に三等三角点を発見。

此処が大出山1102m山頂らしい。

そのまま行くと、ドンドン下っていって、また山中湖畔に下りていくようだ。

(後で調べるとこの道は、大出山入り口バス停へ続く道らしい)

あわてて引き返し、大出山から別の方向に下りられないか調べるが、

東へ下っていくと、崖になっていて下に車道が見える。

どうも車道を造ったために登山道は分断されているようだ。



仕方がないので、元に戻ってホテルのフロントに聞きに行く。

親切なフロントマンが、わざわざ表まで出てくれて、道を教えてくれた。

会津高原のフロントマンとは、雲泥の差だ。

流石、この季節に満員になっているホテルのフロントマンだけある。

駐車場の左へと車道を下っていくと、ゲートがあり、車道が上がってきている。

ここが、大出山入り口からの本当の道らしい。

北には鹿留山、杓子山、高座山そしてその向こうに三ツ峠山が見えている。

高座山の南斜面は、開発のためか無惨な姿となっている。



しばらく車道を行くと、ゲートがあり、その右から登山道が続いている。



残雪の少しえぐれた道を行くと、10時19分、長池山1178mに着く。



カヤトを少し山中湖側に下ると、素晴らしい眺望が得られる。

ホテルマウント富士が右下に見えている。

富士の右に南アルプスが見えるはずだが、厚い雪雲に覆われて、何も見えない。



一旦下り、車の轍の残る道を登ると飯盛山。

ここも振り返ると眺望がよい。



この稜線は、殆ど真っ直ぐに伸びていて、ジグザグを切るような所は全くない。

素晴らしいカヤトと、低木の中をひたすら登り、下っていく。



10時56分、大平山1296mに着く。

360度の素晴らしい眺望だが、風が強くジャンパーを着込んでも寒い。



富士山は、雲が湧いてまるで噴火しているよう。

雲が切れないかと思って、コーヒーを飲みながらしばらく待つが変化無し。

山中湖の向こうには、夏に登った大洞山から三国山へと続く稜線が美しい。

丁度中央奥に霞んでいるのは越前岳1504m

その向こうは富士市や沼津市となる。



富士のすそ野の右奥には南アルプスが見えるはずだが、相変わらず厚い雲に覆われている。

南アルプスはきっと大雪なんだろう。



休んでいると、山中湖側から4人のパーティがやってきた。

大平山だけ登って、忍野八海に下りて帰るそうだ。

記念撮影をして出発。

11時18分

ここから、直降すると40分で湖畔に出られるようだ。



山中湖の向こうに大洞山、三国峠、鉄砲木の頭そして切通峠に続く稜線。

滑りやすい木の階段を避けて下っていく。

素晴らしいカヤトの草原が続く。



三つ峠のアンテナ群と、岩登りの練習ゲレンデの岩盤がそそり立っているのが良く解る。



雪道を登り返すと、1267mのピーク。

直ぐそばまで芙蓉台の別荘地が来ていて、鉄条網で仕切られている。

一旦下り、左側が植林地帯の長い木の階段を上っていく。

左側の植林地帯は鹿の食害防止用の金網が延々と続く。



振り返ると、芙蓉台別荘地の向こうに富士山の姿が現れる。

んっ!この別荘地からは富士山を望む事が出来ないではないか!

何とも中途半端な立地。

長い階段を息を切らせて登ると平尾山1318mにつく。

11時50分。



此処までは、殆ど人に会わないコースだったが、此処では沢山の人が昼食をとっている。

石割山を経由して此処まで来て、ここからまた平野に帰る人も沢山居るようだ。



マユミの木は殆ど実を落としている。

その向こうに石割山が見える。



かなり雪の残った斜面を下りて、石割山へと登り返す。

かなり急な坂で、下りてくる人達は、みんな滑りそうに怖々下りてくる。

木の階段は殆ど流されて腐っている。

雪解けで、道はズルズル。



12時27分石割山1413m到着。

三等三角点があるが、頂上はオーバーユースの為か、ハゲ山状態。

ぐちょぐちょで座ることも出来ない。

向こうに鹿留山、杓子山がそびえている。



雄大な富士の姿を眺めながら、昼食タイム。

雲が湧いて、崩れてまた新しい雲が湧く。刻々と変わっていく富士の姿は何時まで見ても飽きる事はない。



ここから、東へと行くと御正体山。北へと二十曲峠を越えていくと約8qで杓子山、鹿留山に出る。

鹿留山の右には滝子山、雁ガ腹擦山などが望まれる。

ずいぶんとゆっくりとして、13時11分下山開始。



頂上から平野への道は、稜線とうって変わって岩の多い道となる。

急な坂道を下っていく。ロープがあるが余り必要はない。



10分ほど下ると、石割神社に着く。

大きな割れた石がご神体。

石の周りを、3回廻るとご利益があるというので早速廻るが、お腹がつかえてギリギリのスペース。

これ以上太ると、途中でつっかえてしまいそうだ。

この岩は天の岩戸の伝説があるそうだ。



大きな桂の木があり謂われが書いてある。

ここが、相模川の源流であり、桂川の名の所以でもあるとの事。



石割神社からは、車も通れる立派な参道が下っている。

山腹の植林は鹿の食害を逃れるため、苗木にプラスティックの筒をかぶせてある。



13時52分富士見平に出る。

子供連れが楽しそうに食事をしている。

ここから有名な400段の階段があるが、左へと石割の湯目指して下りていく。



日陰はかなり凍っているので慎重に下りる。

やがて、視界が開けると、アラレちゃんの漫画に出てくるような可愛い別荘がいくつかある。



テニスコートのあるリゾートマンションを通り過ぎると、石割の湯がある。

ちょっと温泉に入って帰りたかったが、家内は入浴の準備をしていないからとパス。



山伏峠から下りてくる車道に出て、振り返ると石割山が青空の下くっきりとそびえている。

正面に富士を見ながら、バス停へと向かう。



14時34分バス停着。

時間があるので山中湖畔を散策する。

今日歩いた大出山から石割山までの稜線が目の前に見えている。



13時20分の高速バスに乗り、山中湖役場あたりに来ると、

丁度太陽が富士山に隠れてダイヤモンド富士の素晴らしい姿を見る事が出来た。

しかしながらカメラを取り出した頃には、林の中を走行しており、

樹間からその素晴らしい姿を垣間見るしかなかった。

富士吉田に着いた頃には見晴らしは良くなるが、太陽はかなり角度がずれていた。

高速に乗り、調布までは順調だったが、それから新宿までは大渋滞。

予定を30分くらい遅れて新宿着。

師走の新宿駅は大混雑。

気持ちの良い稜線歩きと素晴らしい富士山の姿を堪能する事が出来た一日であった。





歩行距離約13q

累計標高差±730m


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