里山の秋    御岳山   レンゲショウマ   2005/08/14

  今日で、夏休みも終わり。

今年、是非とも見たかった御岳山のレンゲショウマ。

みたけ観光協会のHPで確認すると丁度見頃だとの事。


5時半に家を出発


新宿から、青梅線、奥多摩線に乗り換えて鳩ノ巣駅に着いたのは8時20分。

前回は奥多摩駅から登って、日の出山経由日向和田駅まで縦走した。

今回は、鳩ノ巣駅から登って、古里駅まで帰ってくる予定。




鳩ノ巣駅に着くとしゃれた駅舎の前には、真新しい案内板が出来ている。

駅前には奥多摩沿線お決まりのとても感じの良いお店屋さんがある。

毎日こういう駅から通勤出来たらストレスも減るだろうな。



立派なトイレをお借りして出発準備。

鳩ノ巣渓谷方面に向かう。

逆方向へ行くと、本仁田山、川乗山方面。



お土産屋の横を降りると大きな吊り橋があり、多摩川を渡る。

素晴らしい渓谷美。私の住んでいる大田区で見る多摩川とは大違い。



ニラの花が咲いてキツい匂いがしている。



城山キャンプ場の横を通り山道に入っていく。



最初は少し踏ん張るような坂が続く。



ガーデンキャンプ場の横を通り、ドンドンと山奥に入っていく。

なだらかな道が続く。



突然タマアジサイの群落が現れる。



まん丸のツボミから、ツボミがパカッと割れて花が顔を出す。

この辺の山道から谷筋そして山頂まで、タマアジサイの可愛い姿を見て歩く事になる。



右はキバナアキギリかな。



ヤブランとハエドクソウ



マツカゼソウとヌスビトハギ



ツルリンドウはいつ見ても可愛い。

赤い実は何?



ホツツジは今の季節、どの山にも咲いている。

平べったい大岩があり、鏡岩との看板がある。



キンミズヒキとジャノヒゲ?



10時丁度大楢峠につく。

タマアジサイ等の花を楽しみすぎて1時間半ほどかかった。

此処にはコナラの大木があり、広場になっている。

道も幾本か交差しておりベンチもあって何人か休息していた。



キヌタソウも目立たない花。

私達も、コナラの古木の下でしばし休憩。

この峠は御獄神社の裏街道の要となる峠なので、昔からどのくらい多くの人が此処で一休みをした事だろう。

今日は頂上に自販機がある。思いっきり水を飲み、行動食のバナナを食べ、腰を上げる。



キンミズヒキとシラネセンキュウ



左はノブキだと蘭ちゃんに教えていただきました。

みどりのアジサイ?も沢山花を咲かしている。



緑あふれる道を行くが、今日は貸し切り状態。

ソバナは余り元気がない。



タマアジサイを見ながら歩くと、暑さを忘れてしまう。



所々に見晴らしの利く場所がある。

イヌトウバナは地味な花。



薄暗い山道には古い石垣が残っている。



カニコウモリがツボミを付けている。

この山道には沢が多く、所々で冷たい水を味合う事が出来る。



緩やかな緑あふれる山道を行く。



モミジガサとコウヤボウキに似た花?

ナガバノコウヤボウキとこもれびさんと蘭ちゃんに教えていただきました。

二年目になると、葉っぱの直ぐ上に花が咲くようになるそうです。





タマアジサイの群生。



色々と悩んだ花、カニコウモリかなと思ったが、オクモミジハグマのようです。

右はコバギボウシ



ゲンノショウコも綺麗な花だなあ。

ユキノシタがまだ咲き残っている。



11時15分ビジターセンター下に着く。

2時間50分くらいかかっている。

ヤマジノホトトギスが一輪。

「レンゲショウマは何処に咲いているんだろう?」

レンゲショウマのポスターは一杯貼ってあるが、案内板はない。

大勢の人達はケーブルカー乗り場からやってくるので、彼らの人波をさかのぼっていけは其処に咲いているはず。

坂を登るのがキツい。



やっと展望茶屋の手前に看板発見。



リフトの駅の向こう斜面にはカメラマンが一杯。

やっとレンゲショウマを見つけた。

しとやかな大和撫子のような花。





















何処からか横笛の音が聞こえてくる。

聞けば昨夜、横笛の夕べが開催される予定だったが、雨のために中止になったので、今日開催されているとか。

レンゲショウマの優雅な姿を眺めながら横笛を聞くと、日本に生きていて良かったなあと思ってしまう。



見渡す限りのレンゲショウマの花畑。

大勢の人が、カメラを構えたり花に見入ったりしている。

広い遊歩道はロープで仕切られ、みんな整然とレンゲショウマを楽しんでいる。

みたけ観光協会のHPで良く顔を見ていた、新吾さん(御獄駅前でお店をやっている)とお会いする。

この人は、毎日花の数を数えて、HPに載せている。

立派なカメラを首に提げ、満面の笑顔で花の紹介をしてくれた。

山や花を愛するおじさんの顔は、本当に素晴らしい顔をしている。

剣山のキレンゲショウマの事もよくご存じで、この上に去年までキレンゲショウマが一株あって良く花を咲かせていたらしいが

今年は株ごと消えてしまったと行っていた。

木屋平の観光協会(あるのかなあ?)と姉妹提携をしたらよいのにねえと話し合う。







十分にレンゲショウマを堪能して、展望茶屋に戻る。

東京都内の見渡せる茶屋の前で昼食にする。

氷イチゴ200円、蜜が沢山かけてあって美味しい。

私は、その後生ビールも注文。

冷たい風が吹き抜ける中で飲む生ビールのなんと美味しい事。

東京の山も捨てたもんではないわい。



(新吾さんからお送りいただいた、御岳山から都心の夜景。)



12時14分下山開始。

もうハギの花が咲いている。



左はヤブマメかな?

右はキハギ。蘭ちゃんに教えていただきました。



左上に御岳神社が望まれる。



ヤマジノホトトギスとゲンノショウコ。



オオバギボウシとヒヨドリソウ。



右はナガバノコウヤボウキ



少し坂を登ると大塚山。頂上は広い公園になっていてベンチが沢山置いてある。

12時50分





大塚山を下りると薄暗い樹林帯に入る

真っ赤なキノコが生えていた。

あかべらさんに、タマゴタケだと教えていただきました。



マツカゼソウが暗い山道で、気持ちを和らげてくれる。





暑さにうんざりした頃、金網の扉に行き当たる。

有名な獣除けの高圧電線のある扉だ。

14時8分。



車道に出て、照り返しの熱気を我慢しながら古里駅へと向かう。

多摩川の橋を渡ると直ぐにコンビニがあり、缶ビールとスポーツドリンクを購入。

洒落た木造の古里駅で電車を待ち、14時49分の電車で帰途に就く。

今日は目的のレンゲショウマを十分に堪能出来た。

また、山道では、タマアジサイの可愛い花にも出会えた。

夏休み最後の山歩きは暑さにあえぎながらも大満足であった。


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