竜王山 2005/02/05
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− お手軽讃岐の山で、雪山入門コースを楽しむ.. −

今日は、とっても良いお天気のはず..

7時前に起きると、どんよりと曇っている。

ぐずぐずしていたらもう8時半になった。

もう、丸笹山にも行くのは無理。

近場で雪の感触だけ楽しむことにする。

9時に家を出て、10時に奥の湯キャンプ場駐車場出発。



このキャンプ場はこの時期、何時も誰もいない。
近所のおばちゃん達が、おそばやさんを始めたそうだが、オープンの時間に通らないので
食べたことがない。今日早く帰れれば、寄ってみよう。

大手前高校寮の横から登り始める。
何人かの足跡が付いている。



最初は素敵な竹の林の中を登っていく。
ちっちゃな白い花が咲いているが、名前は解らない。
タネツケバナと蘭ちゃんに教えていただきました。



ヤブコウジのような赤い実が有るが、とても小さな実だ。何だろう?
茶畑の雪も解けてしまっている。
今日は雪は期待出来ないかも知れない。



誰も住まなくなった農家の横を上がっていく。

主が帰ってくれば今すぐにでも住むことが出来るようだ。



一月に来た時には沢山花をつけていた梅の木だが、最近の寒波で花が茶色くなっている。

また、暖かくなれば花を咲かしてくれるかな?

林道に出て、竜王山キャンプ場を目指す。



別荘地の前の道路も雪はない。
キャンプ場に近づくとやっと雪が多くなってきた。



駐車場にはベースキャンプのワゴン車が停まっていた。
今日はここから三頭越えまで縦走するそうだ。

トイレの前も真っ白。
沢山の踏み跡が付いている。



最初は雪が少なく、アイゼンが邪魔で歩きにくい。
4合目まで来ると、雪の具合が良くなって歩きやすくなってくる。
五合目でジムニーの男性に追い抜かれる。



7合目からは、真っ直ぐ上に踏み跡が付いている。

あっという間に8合目の分岐の上に飛び出す。

直登コースはやはり早い。

此処で11時25分。



此処からは、雪はかなり深くなってくるが、踏み跡がしっかりしていてとても歩きやすい。

香川県とは思えない雪の道を、気持ちよく登っていく。



讃岐竜王山への分岐に到着。

讃岐竜王山の方を見上げると、トレースが全くない。
誰も登っていないようだ。

足を踏み入れたい欲望にもまけず、阿波竜王山方向へ下っていく。



急な階段も、雪に埋まっているが、階段の上を踏み外さないように慎重に下る。



いつもは見晴らしの良い広場もすっかり雪に埋まっている。
段々雪が深くなり歩きが楽しくなる。



頂上手前の広場は、誰も踏み入ってなくて、新雪がそのまま残っている。



「何かもったいないね」と言いながらも、新雪を踏むのは気持ちがよい。

椅子の向こうにも動物の足跡があるだけ。

陽も照ってきたので、椅子の雪を除けて昼食にする。

12時15分。



向かいの讃岐竜王山には、ジグザグに林道が頂上近くまで上がっているように見える。
重機も置いてある。頂上付近では林道は見あたらないが、そのうち上がれるようになるのかも?



食事を済ませてから頂上を目指す。

団体さんの登る前に、この雪道を歩いていたら、どんなに気持ちが良かっただろう。



頂上の展望台に着くと、そこは雪が踏み固められている。



展望台に上がって、北の方向の山々を眺める。

上でお湯を沸かしてコーヒーを楽しんでいた男性とお話しをする。

今日は、寒風峠から上がってきて、帰りは割れ地蔵の所から東の里に下りて回って帰るそうだ。
わたしのHPもよく見てくれているとのこと。ありがとうございます。

ベースキャンプの方々はすでに三頭越えに向かって行ったそうだ。
そして、三頭越えからのパーティが今通り過ぎて、下の広場で食事をしているとか。
車二台でやってくれば、縦走も簡単に出来て良いなあ〜。

展望台の下では、男性2人組の方が、奥の湯温泉から私達と同じコースで上がってきて、
讃岐竜王経由で帰られるとか...私達も後を付いてゆくことにする。



展望台下の駐車場広場では、5〜6人の方が食事をしていた。
この方達が三頭峠から上がってきたパーティだろうか?

讃岐竜王への上りの階段のところで、大きな声がしたと思ったら、
男女二人のパーティが上から滑り落ちてきた。

この階段は本当に危ない。

分岐から、讃岐竜王に向かって登っていく。
朝は全くトレースがなかったが、先ほどの二人組の足跡がしっかりと付いている。



讃岐竜王の頂上は相変わらず見晴らしが良くない。

でも雪の中では、とても素晴らしい場所に見える。



とても素敵な雪の山道を下っていく。
見晴らしは全くないが、雪に優しく包まれているような気がする。



新雪の上には色々な動物の足跡が付いている。
この星形の足跡はどんな動物なんだろう?

どんどん下っていくと雪が少なくなって、足に張り付き非常に歩きにくくなった。



また雪が深くなってくると、鷹山公園に着いた。
ここも車の轍はあるが人の足跡は全くない。

暖かい日の当たるベンチでコーヒーを楽しむ。
雪だるまを作ったがうまく丸くならない。



公園から右へ少し登り返すように進んでいく。
ここは左へ車道を下っていった所にも、相栗峠への登山道があるが、
沢筋を行くので、道がどうなっているか解らない。
先ほどのパーティの足跡を追っていくことにする。



一旦登ってからは、かなり急な道をひたすら下っていく。



しばらく下ると、沢筋から下りてくる道と、また正面のピークに登る道とが交差する場所に来るが、
このピークはかなりきついので、今日は左へと巻いていくことにする。



山の斜面には沢山のユズリハが植えられている。
おめでたい樹で、正月の鏡餅の飾りにも使われるそうだ。

握り拳ぐらいの石が崖からバラバラと落ちてきて、危ない場所もある。
急ぎ足で行くと、鷹山公園からの車道に出る。



車道を少し行くと、相栗峠の駐車場に出る。

車が停まっていて、老夫婦が杉の葉っぱを拾っている。
焚き付けにするそうだ。今時、杉の葉っぱで風呂でも沸かすのだろうか?



駐車場のトイレの横から、左に下りていくと奥の湯温泉への下山道となる。

直ぐにまた車道に出るが、よく見ると赤テープがあって車道の向こうに登山道が続いている。



この道の両側にはアオキだろうか?斑の葉がある樹が何十bも植えられている。
青い実が沢山なっているが、もう少しすると赤くなるのかも?



次に車道に出た所で道を見失うが、少し右に車道を登り返したカーブミラーに赤いテープがあり、
そこからまた登山道が続いている。

この道は、車道が出来る前の、峠越えの道だったのだろうか?
しっかり道が続いている。



あっという間に、奥の湯キャンプ場奥の、親水公園に到着。

こんなところに、相栗峠への旧道の登り口があるとは知らなかった。



階段を少し上がると西山小学校跡。
キャンプファイヤーが出来るようにしてある。



立派な西山龍神社がある。
この神社の奥にも山へと続く道がある



近所のおばちゃんがやっている蕎麦屋。
残念なことに開店は3時まで。
今は3時半で、おばちゃんは店じまいして帰ってしまった。

手軽な讃岐の雪山歩きを充分に楽しんで、おまけに相栗峠への旧道も歩くことが出来た。

しばらくは讃岐の里山歩きが続きそう...


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