− のどかな都会のオアシス −
天気がよいので、近所の散歩に出かける。
本門寺から池上に出て呑川沿いに洗足池を目指す。
呑川は世田谷区、目黒区、大田区の3区にまたがる二級河川で、典型的な都市河川のひとつ。
昔は関東ローム層の湧き水を集め手流れる綺麗な川だったそうだ。
戦後の高度成長時代に水質は悪化し、下水が普及したため雨水も流れ込まなくなり
この池上あたりでは海水が遡上し、悪臭が酷かったようだ。
平成になり、色々な水質浄化の試みがなされ、今では魚も沢山泳いでいる。
しかし三面コンクリート張りの河川はいかにも味気ない。
しかし見た目には両眼には植物が植えられ、ツタ類が側壁を覆っているので
覗き込まなければ気持ちの良い散歩道となっている。
今年から都営地下鉄の湧き水をこの川に流す予定らしい。
この川は、大井町線の緑ヶ丘駅の上流までは全て暗渠となっていて、川の上は桜並木となっている。
オオデマリの花が満開だった。
1時間以上歩いてやっと洗足池に着く。
池上線の駅から中原街道を渡った直ぐ横に洗足池はある。
池にはのどかに貸しボートが浮かんでいる。
シャリンバイの花が満開。
こんもりした丘の上に洗足池八幡神社がある。
源頼朝が石橋山の合戦に敗れてこの地に来た時、突如現れた名馬「池月」の絵馬。
この池は木陰が多く、ベンチが数多く設置されている。
沢山の人がそれぞれに休日を過ごしている。
涼しい風に吹かれてコンビニ弁当で昼食。
池の西北にこんもりした丘があり、桜の古木が沢山植わっている。
桜の時期には素晴らしい事だろう。
池の北には勝海舟の墓がある。
今が盛りのフジとサワウツギ
勝海舟の別邸跡
洗足池から池上線に沿って歩き、戸越銀座に出て都営地下鉄で帰る。
池上沿線をぐるっと歩いた事になる。
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