高尾山〜陣馬山ミニ縦走 3 2005/04/17
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− 小仏城山から陣馬山へ −

11時22分出発。

冷たいビールで元気いっぱい。

急な坂を駆け下りて、小仏峠を目指す。



よく手入れされた檜の植林の中を行く。
アオキの実がよく目立つ。



檜の林のない所は開けていて、エイザンスミレの白い花が輝いて見える。



茶屋が廃屋となっている。
こんなに沢山の登山客がいるのに儲からないのか?



此処を借りて、お茶屋の無断営業をしたらまずいかな?

この峠の真下に渋滞で有名な小仏トンネルがある。

高速道路の向こうに相模湖が広がる。



少し行くと、また廃屋となった小屋がある。

関所の門のようになった小屋のトンネルを抜けるとなんと此処が本当の小仏峠だった。



11時40分着。

小屋は営業していないが沢山の人が休憩している。

若い団体が多く、騒いでいる。



この仏さんが、小仏峠のゆえんらしい。
看板にそのように書いてある。



此処からはひたすら景信山に向けての登りとなる。



一寸厳しい登りを、一踏ん張りする。



上り詰めた所に、香りの良いスミレが咲いていた。

この山は、必ずと言って良いほど、誰かが花の名前を言い合っているので、
聞き耳を立てると、エイザンスミレだとの事。
葉っぱのギザギザで間違いないと言っているが、ヒゴスミレかも?



やっと景信山(727m)到着。

12時8分着。

ここのお茶屋も大きい。ざっと見て100人以上の人が休んでいる。



やっと此処でお昼ご飯。

高雄山口で買ったおむすび弁当をほおばる。



振り返ると、小仏城山が遠くに見える。

この山も、非常に眺望の良い事で知られているらしいが、今日は春霞で近くの山しか見えない。

ボーイスカウトの子供達は正座をして食事をしている。



本来なら、此処から小仏のバス停まで降りるつもりで、バス停の時刻も調べてきた。

しかしまだ12時半にもなっていない。

家内に、相談するともう少し歩きたいと言う。

この先は下調べもしていないが何とかなるだろう。

12時28分出発。

急坂の木馬(きんま)道は、歩きにくい。

珍しく笹が生えているが、細い葉で、艶がない。
三嶺のシコククマザサとは雲泥の差がある。



ウグイスカグラを見つけたがうまくピントが合わない。

モミジイチゴの群生が続く。
有りふれた花だが、この様に沢山咲いていると、野道が華やいで見える。

しかしながらやはりピントが合いにくくうまく写せない。

今日は、都会の山と言う事で、花を期待していなかったのでコンパクトカメラしか持ってきていない。
大失敗。




休憩所にはあんなに沢山の人がいるのに、この辺の山道はひっそりとしている。

熊野古道を思い出すような道だ。



小さなピークが続いていて、その横には巻道があるが、
初めての道なのでとにかく尾根づたいに真っ直ぐ行く。
堂所山の小さなピークを越えて、更にいくつかのピークを越すと明王峠に着く。

13時27分。

此処にも茶屋があり繁盛している。

丁度桜が満開で、見晴らしの良い所にベンチがあるがすでに先客で満員。

木の根に腰をかけてコーヒーブレイク。



しばらく休んでから出発。

どんどん下って行くと、陣馬山との鞍部に着く。

景信山から4.2q
後1.5qほどで陣馬山だろう。

ここから陣馬高原下バス停まで下る道がある。
バス停まで2.8qくらいらしい。

今まで頑張って歩いてきた女性パーティが、降りていった。



緩やかな登りを行くが、家内はすでにバテ気味。
何時も元気なのだが、やはり引っ越しの疲れが来ているのだろう。

前から来た女性が、「後20分よ頑張って」と声をかけてくれるが、
えっまだ20分もあるのと、かえってがっくりする。

やっと雑木林の向こうに陣馬山頂上らしきものが見えてきた。



やっと着いた陣馬山(857m)。

14時10分着。

360度遮るものはないが、周りの山は私達にはなじみのない山ばかり。

私達には何の特徴もないように見える山並みが続く。

富士山のあるべき方向を見ても霞んでいるばかり。

景信山で買った、手作りみそ饅頭をかじって、コーヒーブレイク。



さてどうやって帰るか?
釋護法さんのレポートに、藤野駅に降りると良いと書いてあったが
茶屋の人に聞くと、和田峠経由の方がバスの便が良いとの事。

素直に従って、和田峠に向かって下山開始。
14時30分。




此処の下りの、木の階段が酷くいたんでいる。

とても歩きにくい上に急坂だ。

和田峠に着くと此処にも茶屋があり、多くの車が駐車している。



ここから、陣馬高原下バス停まで車道歩き。

狭い上に車がガンガン走っているので怖い。
沿道にはキケマンが満開。



車道がとても遠く感じる。
足が重い。

和田峠から2.4qほど降りてきた所でふと右下を見ると、登山道があり何人か降りてきている。

看板を見ると陣馬山山頂から新ハイキング道と書いてある。
こんな道があるのなら教えてくれればよいのにとついグチが出る。

野草が一杯咲いている渓流沿いの道だった。



やっとの思いでバス停に着き、商店で切符を買う。八王子まで700円。

15時37分。

ついでに冷たい飲み物を買って橋の欄干に座って喉を潤す。
やつと生き返った気がする。



トイレの前がバス停。

次のバスは16時15分。




バスを待つ間、バス停の裏の原っぱに行くとヒメオドリコソウが群生している。

右の黄色い花はウマノアシガタだと思ったが、葉っぱが??
蘭ちゃんにヘビイチゴだと教えていただきました。

ヘビイチゴのチェックポイント

1.一つの茎に一つ花が咲く。
2.副萼が萼より大きい。   



クサボケもちっちゃいけど可愛い。
カキドオシが一面に咲いている。



レンギョウの下にムラサキケマンが咲いていた。
一昔前の農村の道端を思い出すような、何の変哲もない花たちだけど、
普通に生活していると出会えなくなった花たち。
囲まれていると、
とてもほんわかと気持ちが良くなってくる。

そろそろバスが来ると思って並んでいると、次から次と登山客が降りてくる。

16時丁度にバスが着くがこれは臨時便の急行。

早くから並んでいたおかげで座る事が出来た。

定期バスが来るのを待って出発。途中で離合出来ないので待っていたそうだ。

渓流沿いの細い道を行くと沢山の野草が咲いている。

夕焼け小焼けの里で停車してからは八王子に一直線。

丁度1時間かかって、京王八王子駅。

準急に乗り新宿から山手線経由で帰る。

山登りの後、山手線で原宿や渋谷を通過するのはとても変な気がする。

これから中央線沿線に行くにしても、小田急沿線に行くにしても、このルートを通る事になる。

そのうち慣れるだろうか。

2時間ほどかかって我が家に到着。

調べると今日の歩きは18.4q。

約7時間の行程だった。

初めての関東の山歩きとしてはとても充実した歩きであった。

これからぼちぼち他の山にも登ってみたいと思っている。

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