里山の秋 谷川岳   2005/08/11


− 思い出の魔の山、谷川岳を歩く −

夏休み最大のイベント谷川岳登山の日がやってきた。

20歳の時何も知らずに、先輩に連れられて雪の谷川岳に登った事がある。

山頂までは行かなかったと思うが、山小屋で雑魚寝した記憶も残っている。

下りはロープウェイ駅下まで、スキーで雑木林の中を滑り降りた。

あれからもう36年の歳月が流れた。

今日はその懐かしい谷川岳を歩けるというのでウキウキである。

インターネットでバスツアーを色々調べるが、殆どが天神平散策のハイキングツアーだ。

クラブツーリズムの「あるく」の「上越パノラマコース谷川岳」を見つけ申し込む。

このツアーはハイキング入門から登山上級までの9クラスに別れていて、「谷川岳」は

登山中級Bでクラス8となっている。


クリックで拡大

5時30分に家を出て新宿都庁の駐車場で集合。

25人乗りのサロンカーで出発。

足下も広くゆったりしていて快適。

参加者は23人で、ペアーで来ているのは2組だけで、残りは単独行。

男性は5名ほどで残りは女性。

流石、登山中級Bだけあって、女性陣は装備からしても堂々たる山女の顔をしている。

7時12分出発。



10時過ぎにロープウェイ乗り場到着。

10分ほどゴンドラに乗ると天神平着。

白い鉄塔は今年9月から使われる新しいロープウェイ。

ここでトラブル発生。
愛用のコンパクトデジカメのシャッター(絞り?)が故障。

撮影画像が全て真っ白になってしまう。

露出過剰だ。

私の頭も真っ白。

今日は一眼レフは重いので持ってきていない。

予備として持ってきているのは昨年木曽駒の雨で壊れた旧式デジカメのみ。

一応撮影出来るので、これを使用するが、撮影間隔が10秒以上かかるので、非常に写しにくい。



いつものように準備体操を念入りにする。

ニッコウキスゲが咲いている。

添乗員さんから、ロープウェイは最終が5時なので、スムーズな登山の依頼がある。

ちなみに前回のツアーでは4時45分に到着したそうだ。



10時25分出発。

ロープウェイ駅から右へとゲレンデを横切っていく。



ヨツバヒヨドリの大群生地帯を緩やかに登っていく。

こんなに見事なヨツバヒヨドリのお花畑は初めて見る。

アサギマダラがのどかに飛んでいる。



緩やかな木道を行くが、風も通らず非常に暑い。

エゾアジサイの青が鮮やか。



ツクバネソウはもう花を落としている。

ホツツジがちらほら咲いている。



タマガワホトトギスとノギランが多い。



マイヅルソウが非常に多いがすでに実になっている。



タケシマランの実



ガクウツギと?



木道を淡々と行く。

谷川岳が覗くがガスに覆われている。



ツルリンドウが草の間から顔を覗かせている。

ギンリョウソウがたった一つ残っている。

此処まで50分かかっている。

パーティの山女からペースが遅すぎるとクレーム。

確かに先生と呼ばれているガイドは、不慣れなようで花の名前も全く知らないし、

いちいち本を見ながら確認している。



やっと11時17分熊穴沢避難小屋到着。

52分かかっている。

標準が40分なので確かに遅い。

此処で「大先生」は急に考えを変更した?



休憩もそこそこに出発。

いきなり、ロープや鎖の岩場を登る。

かなりの急登だ。






まだ遙か上に天狗のトマリ場の大岩が見える。

谷川岳はガスの中。



谷川岳の左に、川棚の頭(1845m)が霞んで見える。



沢山咲いているこの白い花はシラネセンキュウだろうか?

右はイワオトギリ





ヒメシャジンが岩肌に咲いている。

ハクサンシャジンなどに比べて背が低く、葉の直ぐ上に花が固まって咲いている。

とても可愛いシャジンだ。

沢山の人が休んでいる大岩を回り込むと、天狗のトマリ場到着。

11時59分。

休憩するのかと思ったが、先生はわき目もふらず進んでいく。



オヤマスミレはまだツボミ。



此処からは茶畑のように見えるクマザサの中を登っていく。

やっと風が通るようになり、暑さが和らぐ。



右はジョウシュウキオン。肩の広場までの間に大群生している。



やっと天神ザンゲ岩到着。

12時22分。

俗人は此処でザンゲを行うらしい。




直ぐに出発するが、暑さとペース配分の間違った登りで何人かが、調子を崩してしまう。

先週白馬から栂池まで縦走したという男性は、こんなに疲れる歩き方は初めてだと怒っていた。

暑さと湿気が思いの外、歩きに影響を与えるのだろう。

ダラダラと歩き続けるので、水分補給するタイミングを取れないのが堪えた。

やっと肩の小屋のケルンと大ザンゲ岩が見えだした。

ここからは広い山道に木道が広がっている。



コバイケイソウの群落があり、まだ花を咲かせている。

ヨツバシオガマのピンクが鮮やか。



ミヤマキンポウゲとジョウシュウキオン



12時42分肩の小屋到着。



ここから左へ行くと万太郎山。

肩の小屋は昨年より食事付きの宿泊が出来るようになっている。



キオンと肩の広場ケルン道標。

積雪期にはこの道標のポールの部分まで雪で埋まるらしい。



此処で昼食となる。

ツアーで配られたおにぎり弁当は、かなり塩味が濃い。

口の中が粘って、おにぎりが喉を通らない。

水をたっぷり飲みたいが、今日はペットボトル4本しか持ってきていない。

もう3本近く飲んでしまっている。

小屋に買いに行くが水は売っていない。

やはり二人で4本は少なすぎた。

大失敗。

ヤマハハコが気持ちを和ませてくれる。

ミヤマシシウドも咲いている。





ミヤマアキノキリンソウも所々に咲いている。

13時10分出発。



シモツケソウが鮮やかな花を咲かせている。



左イワショウブ



ヤマハハコの群生と道標





左ジョウシュウアズマギク

右ジョウシュウオニアザミ



13時20分トマの耳(1963m)到着。

ガスで景色は全く見えない。



ガスが一瞬引いてオキの耳の姿が現れる。



オキの耳に向かって下りていく。

ハクサンオミナエシの黄が鮮やか。




オキの耳に向かって登り返していく。
ヤセオネになっていて怖いと聞いていたが、ガスのため何も見えないので恐怖感はない。

タカネウツボグサの紺色が鮮やか。



オキの耳まではお花畑が続く。

ハクサンフウロが沢山咲いている。

今年初めて出会う事が出来た。



コメツツジの咲く岩を越えていく。



とてもいい感じの岩を越えていくが、ガスで下が見えないので、難なくクリア。



イワコゴメグサが群生。





13時40分オキの耳(1977m)到着。



頂上から右下を覗き込むと垂直に近く切れ落ちている。

遙か下に雪渓が見える。

(この写真は崖から体をのりだしてほぼ真下に思われる方を写しました。マチガ沢だと思います。)







ミヤマシシウド



オキの耳からまだ先に一ノ倉岳へ続く稜線が見える。

天気が良ければ此処からは360度の眺望が楽しめるとか。

今度の楽しみに置いておこう。




ハクサンフウロやネバリノギラン、ホソバウスユキソウ等の高山植物が、所狭しと咲いている。



ホソバヒナウスユキソウ



名残惜しいが13時48分下山開始



14時5分肩の小屋到着。



14時20分天神ザンゲ岩



14時39分天狗のたまり場。



途中雨が降って、岩場が滑りやすく何人かが転倒したが大事はなかった。

添乗員さんの話では、前回のこのツアーでこの辺で7m程滑落して大けがをした人が居るそうだ。

天神平付近に下りてくると薄日がさして、谷川岳がはっきりと確認出来た。

中央のとんがりがオキの耳。

その左が肩の広場。

トマの耳はその後ろに隠れている。

16時天神平着。

冷たいスポーツドリンクを買ってガブ飲み。

バス停裏の水場でまたがぶ飲み。

ペットボトルに湧き水を詰める。



下のドライブインで着替え、また水とビールと冷たいトマトを購入。

トマトをかじり、ビールを飲み爆睡。
気が付くと20時に新宿に着いていた。

眺望は得られなかったが、思い出の山に登る事が出来て大満足。

また、秋にでも再チャレンジしてみたい山だった。




SEO [PR]  ローン比較 再就職支援 バレンタイン 無料レンタルサーバー SEO