念願の天狗塚へ行けると言うので、前日からうきうき。
くしゃみが何回も出ていたが気にせず、ネットで情報を集める。
ネット仲間のKAZASHIさんをお誘いするが、仕事でダメだとの事。残念。
家内は、ゴソゴソ準備していたが早々に、寝てしまった。
早く寝ればよいのに寝たのは12時過ぎ。
のどが焼けるようにいたくて3時頃目が覚める。
仕舞ったと思ったが後の祭り。
家内に言うと、即刻登山中止命令が出るので、じっと我慢。
5時に起きて、こそっとうがい薬でうがい。
風邪薬を二袋飲んで、5時半出発。
財田の近くの池では、朝靄が立ち上っていた。
風邪薬が効いてきて眠いのを我慢の運転。大歩危で食料調達。外気温4.5度。
西祖谷まで来ると、国見山はガスで全く見えない。
久保の集落から林道に入り、少しいたんだ舗装路を行く。天狗峠登山口に8時に到着。
すでに5台ほど先客がいた。
昨夜集めた情報からこの登山口は標高1020mの筈なので、高度計を合わす。
(後で再確認すると此処は1140mの地点だった。)
5人のパーティが8時10分に出発。
直ぐ後を追う
登山口からすぐに急登が始まるが、噂に聞いていたほどではない。
振り返ると、矢筈山がくっきりと見えている。
殆ど秋の花は終わっているが、アキノキリンソウが頑張って咲いていた。
20分ほど登って、すこしふくらはぎが痛くなった所で、前の組に追いつき休憩。
この辺まで未舗装の林道が延びてきている。
朝日が斜めに差すので、山道が輝くように綺麗だ。
出発から40分ほどで、ピークに到着。
1475mのピークだと思うが、高度計はまだ1400m未満を表示している。
古い道標に、頂上まで1.5時間。下り2時間と書いてある。
多分、昔の久保の登山口までの時間だろう。
男性が一人大型カメラで何か?撮影していた。
ピークを少し下り、シコクザサの中を、半信半疑で進むと緩やかな場所に出る。
大きなぬた場がある。
少し汗ばむくらいになると、また前の組に追いつき小休止。
広葉樹の林が気持ちがよい。
振り返ると、国見山から矢筈山への山並みが、抜けるような青空の中に浮かんでいる。
疲れも、風邪の喉の痛みも吹き飛んでしまう。
マムシソウの実だろうか?
樹木帯を抜けると、もう視界をじゃまするものはない。
これでもかという山並みが360度広がっている。
右には、天狗の頂が、左には西熊山の頂が覗いている。
天狗峠まで最後の登り。後はなだらかなシコクザサの中を行く。
僅かにあった紅葉
イザレと書かれた天狗峠下に着く。
コメツツジの紅葉の中に天狗塚が可愛く飛び出している。
東を見て驚いた。三嶺と、剣、次郎が手の届くような所にある。
西には、天狗塚が見事な三角錐の全貌を見せている。
天狗塚と牛の背をバックに記念撮影
此処まで1時間35分。9時50分に着いた。
。
南には綱附森へ続く稜線が。
小休止の後、前のグループは、西熊山に向かった。
私達は、とりあえず天狗塚に行く事にする。
10時5分出発
直ぐ近くと言っても、一旦下りまた登るのは辛い。
しかし、とんでもなく素晴らしい眺望が、疲れを吹き飛ばしてくれる。
三嶺、剣をバックに。
10時30分頂上着
頂上は思ったより狭い。今日はまだ誰もこの頂上には立っていないようだ。
誰もいない頂上で、360度二回廻って720度くらいの景色を自分たちだけのものにしたような感激である。
三嶺、剣そして北の矢筈山系全て箱庭の中。
リンドウのツボミが一つ。
続く
|
|