天狗塚2
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上の画像で国見山となっているのは、中津山の間違いです。



天狗塚頂上から、正面に地蔵の頭。
その向こうに、三嶺、太郎、次郎が見える。
三嶺から右にたどっていくと、白髪山。
その向こうの次郎の手前に見えるのは、高ノ瀬、丸石だろう。



天狗塚頂上の景色を楽しんでいると、風が強くなってきた。
思わずゾクッと来たので、ジャンパーを着用。

牛の背に向かって下山を開始する。 10時45分



かなり急な斜面を注意しながら下る。
目の前に牛の背の笹原が広がる。



牛の背の右肩には、中津山の端正な姿が覗いている。



水があれば、逆さ天狗の見られる池。
残念だが干上がっていた。



何処までも、笹原の中の道を行く。
振り返ると、天狗塚と、西熊山から続く三嶺が見えている。



牛の背のピークに到着。
大きな岩の上で、昼食にする。
11時



西の方には、石鎚山を中心とする、伊予の山々が広がる。

中央に石鎚、二の森がはっきりと見えている。

二ッ岳などは方向が違うので特徴的な山頂が同定出来ない。



天狗塚頂上を見ると、やっと登山者がやってきたのが、豆粒のように見える。



秋の花の終わった中で、ひときわ鮮やかな紅葉した葉っぱ。
これは、シコクフウロの葉が紅葉したものだと、蘭ちゃんに教えていただきました。
前から気になっていたのだけど、シコクフウロの葉なんだ!

北の方には、矢筈山系がくっきりと見え、落合峠に沢山の車が止まっているのも見える。




直ぐ南には、綱附森(左)の、のっぺりとした草原のような頂上から、土佐矢筈山(右)へと向かう稜線が美しい。

山肌が白く見えるのは霜が降りているのだろうか?

その遙か向こうに太平洋、土佐の海が白く輝いている。

食事を終えて、コーヒーブレイクを楽しみ、風邪の事も少し忘れて、楽になった。

牛の背の西の端まで行く事にする。



ここより先は、急角度になる先端まで来ると目の前に、土佐矢筈山が見える。
アリラン峠に達する林道もくっきりと見える。
その向こうには伊予の山々が広がる。

ここから、讃岐富士さん達は亀尻峠に降りていくのだろう。

右には中津山。その左には、国見山の山並みが続く。



土佐矢筈山の向こうに梶が森1400mのアンテナが輝いて見えている。

11時55分に引き返し開始。



東祖谷の村落(阿佐のあたりか?)

充分に景色を堪能したので、このまま帰ろうか、天気がよいので
お亀岩まで行こうか思案する。



コメツツジの固い枝を避けながら(当たるととてもいたい)、笹原を帰る。



やっとみつけたヤマラッキョウの花。殆ど終わっている。
この赤い実は、ツルリンドウの実。



良い気持ちで歩いていると、先ほど天狗塚まで来ていたご夫婦がこちらに向かってくる。
旦那さんは、銀カメで撮影されながら歩いている。

「花が少ないですね。」と話しかけると、
突然奥さんが「静さんでしょう」と家内に話しかけてくる。

家内はキョトンとして「いいえ違います」
なんて言っている。

あのその、家内は静ではないんですが、ネットでは静と言う事になっているようで..

エントツ山さんの言われている静なら、うちの家内ですが...

「えっ静さんじゃないけど、静さん..今朝ネットで見たら同じ所に行くようなのでお会い出来るかもと..」

お名前をお聞きしたがお教えいただけなかった。
良く山に登られているようなので、今度お会いしたら、ゆっくりお話しがしたいですね。



大きな岩のある所から、天狗塚の脇道を探す。
一度したに下がる道を行きかけたが、やはり、頂上直下を巻く事にして、天狗塚を目指す。

前方から、独特のリズムで体を揺らせながら、男性がやってくる。
すれ違いざま、「どこからこられました?高松から?kyoさん?」
と、話しかけられた。

なんと、讃岐富士さんだった。

初めてお会いする讃岐富士さんは、スリムで精悍な方だった。
ネットで来る事を知っていたので、2〜3組の夫婦に話しかけられたようだ。

どうもありがとうございます。

「天狗峠から、お亀までどのくらいかかりますか」
「すぐですよ」
とかお話しして別れた。

これから、亀尻峠を経由して帰られるらしい。

後で掲示板を見ると、牛の背のピークの大岩で、お酒で一人乾杯して帰ったらしい。

思いがけず、ネットの大先輩にお会い出来て感激。

一人、青空に向かって登って行く、讃岐富士さんはまるで鹿のように軽やかな足取りだった。

家内は、かっこいいね!だって。

いつも中年太りの私を見ているから、スマートな人にあこがれるのかなあ..



定番の讃岐富士さんの後ろ姿




三嶺に比べて頂上付近に、広葉樹がないので、殆ど紅葉は見る事は出来ないが、谷間に僅かに紅葉している場所がある。

大岩を廻ると天狗峠のピーク。

丁度1時に帰ってきた。




天狗峠のピークから、讃岐富士さんの近いですよの言葉に押されて、お亀に向かう。
右のピークは、地蔵の頭。



ピークを越えると西熊山から、三嶺剣山への山並みがいよいよ近く見えるようになる。

地図上の天狗峠の道しるべ。
今は、地蔵峠とか、地蔵の別れと呼ばれている。
右へ行くと綱附森。
左へ、お亀岩に向かう。



お亀岩は中央少し下の鞍部にある。

西熊山から、三嶺への縦走路が手招きをしている。
牛の背に行かずに、三嶺まで行けば良かったと一瞬後悔が頭をよぎる。

樹木の茂った中を下りていく。
かなり足場が悪く、急である。

途中でロープがあるが、使うほどではない。



15分ほど急坂を下ると正面にお亀岩が見えてくる。

右側は切り立った崖になっている。



お亀岩到着。
朝お会いしたパーティが、西熊山から下りてきていた。
男性の方が、奥さんだけ見た事があるとの事。
多分ネットで見たと言う。
また見ていただけるとの事で、里山 四国の検索キーワードをお教えする。



これが、有名なお亀岩避難小屋

立派なトイレもある。
トイレにはいる時は、ビニール袋を用意していく事。

理由は、トイレの扉に書いてある。



有名なストーブ。

小屋では、徳島から来た二人連れがもうすでに宴会。



小屋の前にはリンドウが凛として咲いていた。



小屋からの眺め。

小屋で小休止してから、天狗峠に駆け上り、再度、西熊山から三嶺方向を見る。

次は、是非三嶺まで縦走したい。



逆光の天狗塚

天狗峠で、素晴らしい眺望を楽しみながら、名残の休息を取る。

2時30分下山開始。



下山途中、目の前に烏帽子の姿が浮かんでいる。
この山もまだ登った事がない。

広葉樹の紅葉を少し楽しむ。

ゆっくりと下山して、丁度4時に駐車場に着く。

風邪はきっと明日になればひどい状況になるだろうが、それも直ぐに直るだろう。

今日の景色は何物にも代え難い素晴らしいものであった。




山頂まで住居が並んでいる東祖谷の村と、平家村のあたりから見た夕陽



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