− 樹氷が見えず一寸残念。でも天気は最高! −
先週のベースキャンプのレポートを見ると、剣山で素晴らしい樹氷が見えたそうだ。
もしかすると今日も期待出るかも?
と言う訳で、剣山へ向かう。
5時45分出発。
オリオン座、北斗七星が美しく輝いている。
三頭トンネルを越えると貞光の町はまだ眠っている。
阿波の山々のシルエットが美しい。
8時前に見ノ越駐車場に着く。
駐車場には車が4台ほど停まっている。
トイレは冬季閉鎖中。右に仮設トイレがある。
新しく、クマ注意の看板が立っていた。
土産物屋が開くと同時に、出発。丁度8時。
剣神社の登山口から登り始める。
此処の階段は最近コンクリートで作り直されている。
登山の安全をお祈りしてから、右の登山道に入っていくと、此処にもクマ注意の看板がある。
あわててリュックの鈴を確認する。
最近のあちこちで目撃されているようだ。
リフトのトンネルを潜り、今日は遊歩道の道を行くことにする。
霜柱が一面に出来ていて、バリバリいわせながら進む。
相当大きい霜柱だ。
木々の間から朝日に輝く三嶺の姿が見える。
振り返れば、丸笹山も輝いている。
40分ほどで西島駅に着く。
当然だが、リフトも売店も閉まっている。
やはり少し寂しい。
でも、雪も降っていないし、こんな良い天気なのに?
こんな日くらいは運転しても良いのじゃないかなあ?
西島駅から三嶺展望。
塔の丸の向こうに矢筈山系がくっきりと見える。
右には丸笹山から赤帽子に続く稜線も見える。
頂上の剣ヒュッテの横から太陽が顔を出した。
充分に三嶺の姿を楽しんでから、大剣神社経由で剣山頂上へ向かう。
何時降ったのだろうか?
登山道には雪が所々残っている。
大剣神社の手洗水も分厚い氷となっている。
お塔石の向こうに次郎笈と三嶺。
日陰にはいるとかなりの雪が残っている。
岩の上に硬く凍った雪はとても滑りやすく、注意が必要。
正体不明の動物の足跡が点々と続く。
頂上ヒュッテ前の広場から、遠くに高城山のレーダーが見えている。
山頂ヒュッテは当然お休み。
ヒュッテ入り口の温度計は、丁度零度。
山頂に向かうと、一の森方面から一人男性がやってきた。
7時45分に見ノ越から登ってきて、もう一の森まで行って来たという。
剣には何時も1時間足らずで登っているとか。
最近お会いする方は、みんなすごい脚をしている。
これから丸石か高ノ瀬までピストンするらしい。
9時50分頂上着。私達は約2時間足らずかかっている。
頂上は寒く、とてもじっとしていられない。
次郎笈方向へ直ぐ出発。
後ろは次郎笈ととっても寒そうな家内。、右は三嶺までの縦走路。
少し下った所の岩の裏が、暖かかったので此処でコーヒータイムと、沖縄土産の揚げ菓子を食べる。
上から初老の方が覗き込まれ、少し話をする。
これから一の森へ行かれるそうだ。
とても優しそうな方だった。
一休みして次郎笈へ向かう。
振り返って剣山を見る。
南方向には木頭の山々の向こうに、高知の山並みが続いている。
登山道には雪の結晶が..
山道には、雪が結晶化して宝石のように輝いている。
色々な形がある。
イノシシの足跡か?
こんな高い場所にも現れるのだろうか?
苦しい坂を少し踏ん張っていよいよ次郎笈頂上。
11時14分着。
早速、お弁当タイム。
日当たりは最高だが、とてつもなく冷える。
上着を着、ジャンパーまで着込んで、コーヒーをすすって暖を取る。
丸石から三嶺、天狗塚への縦走路がくっきりと見える。
遠く石鎚山までも、はっきりと浮かび上がっている。
次郎笈頂上から、剣山、一の森を望む。
三嶺と天狗塚その向こう遙かに石鎚山。
私達が寒さに、震え上がっていると、二人の男性が登ってこられた。
なんと小松島から来たという方は、半袖をまくり上げている。
一年中、山にはこの格好で登られるとか!!
石井から来られたもう一人の方に、このサイトをお教えする。
見ていると寒くなるので、早々に下山開始。
雪が凍っているので慎重に下る。
10p以上もある霜柱。
おじいちゃんとお婆ちゃんが登ってきた。
相当お年のように見えるが、ニコニコ笑って挨拶いただいた。
剣山との分岐まで来て、またコーヒータイム。
時間が早いので、丸笹山でも登ろうかと相談するが、
此処でゆっくり楽しんだ方がよいとノンビリすることにする。
ここまで来ると暖かくなるので、手袋の忘れ物があった。
遊歩道経由で西島駅を目指す。
かなり雪が深い。
途中で、昼前に、丸石方面に向かわれた男性に追い抜かれた。
丸石でお会いした方と、山の話をしすぎて高の瀬まで行けなくて引き返してきたとのこと。
それにしても早い。
私達が剣と次郎に行っている間に、一の森と丸石を余分に回られている。
西島駅まで下りてくると、尾根ルートの方から、先ほど一の森に向かわれた男性が下りてきた。
話をお伺いすると、讃岐富士さんが以前レポートされていた「剣、祖谷の山嶺」のS.Mさんだった。
私も、三嶺に登る時通行止めのレポートを参考にさせていただいた。
三嶺の林道は、今修復中だがまだ時間はかかるとのこと。
クマの子供が、亀尻峠や谷道のあたりに出てきたので、注意するようにとか。
天狗塚の池は凍っているとか。
色々お話をお聞きした。
REIKOさんにもお会いしたとか..
家は松山の道後だが、祖谷が好きで、10月から祖谷に引っ越して、近辺の山を楽しまれているとのことでした。
自慢の長靴は、森林組合で調達されたスパイク付きの優れもの。
私も欲しい一品です。
お別れしてから一路見ノ越へ。
途中シジュウカラが、近づいても逃げようとせず、一生懸命山道の餌をついばんでいた。
ころころしていてとても可愛い。
帰りに、琴南のビレッジ美合にてゆっくりとくつろぐ。
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