道志二十六夜山2 2006/04/22

道志二十六夜山その1



11時34分赤岩に着いた。

360度とても素晴らしい眺望が広がる。

山座同定番も360度。



富士山から南アルプス、三ッ峠へと広がる。



その右には、雪を被った北アルプス、八ヶ岳そして奥秩父の国師ヶ岳そして少し手前に黒岳、雁ヶ腹擦山そして雲取山へと続く。



更に、奥多摩の山々、三頭山、御前山そして独特な鍋形の大岳山が中央に見える。

手前には権現山そしてその手前には百蔵山、扇山。

更にその手前は、九鬼山から高畑山、倉岳山、矢平山へと続く道志の山並み。



真っ白な北アルプスが霞んでいるが見えている。



大菩薩峠は黒岳、雁ヶ腹擦山の向こうだろうか?

高川山と九鬼山の間には大月へと続く街並みと高速道路が見えている。



雲取山のとんがりも九鬼山の右奥にある。



九鬼山から高畑山への稜線の向こうには奥多摩の山々。

奥中央は大岳山。



目を転ずると、なんと大涌谷の噴煙とその向こうに神山そして手前には金時山、明神ヶ岳が覗いている。



ぐるっと景色を楽しんでから、岩場の端で昼食。

以前なら家内はこんな岩の端っこに座る事も出来なかった。

慣れというのはすごいものだ。



富士山と南アルプスを正面にして食べるお弁当は殊の外美味しい。

コーヒーを楽しんでいると例の11人組の団体がやってきた。

その他の若い人達は未だ来ない。

賑やかにお弁当を食べた後またラーメンなどを作って食べている。

私達は先に進む事にする。



12時21分。

ずいぶんとゆっくりした。

昼食にこんなに時間をかけたのは久しぶりだ。



ロープを使う急な下りがある。



此処のスミレは葉脈が赤い。

アカフタチツボスミレかなあ。

花弁に筋の入った大きなスミレも咲いている。



ダンコウバイも丁度満開。

オヤマボクチがドライフラワーになっている。



ブナの林の中を降りていく。

ミツバチグリの黄色が鮮やか。



良い雰囲気だなあ





チゴユリかと思っていたが、ツボミを見たらユキザサみたい。

一面に芽を出しているので咲いたら可愛いだろうな。



登り返すと松山の峰。

長い葉を丸めたスミレ。





いくつかキツイピークを登り返す。

綺麗な声で鳴いていた小鳥、顔が見えないなあ。

目の前に二十六夜山が見えてきて急斜面を降りていく。



車道工事の看板がそのまま放置されている。

13時4分車道着。



例によって登山道は分断されている。

削り取った山肌はペンキを塗ったコンクリートで固められている。



階段を上って登って行く。

ピークでもない所に菅野山の標識。

なんと、食事をして元気になったのか、先ほどのパーティの大きな声が後方から聞こえてくる。



これもアカフタチツボスミレ?



13時18分二十六夜山到着。

大学生が疲れて寝転がっていた。



かなり曇ってきたが、未だ富士山は綺麗に見える。



今年歩いた前道志の稜線を目で辿る。

九鬼山から高畑山までは歩いていない。

かなり距離があるが綺麗な尾根だ。

高畑山から矢平山までのキツかった事を思い出す。



マメザクラ(フジザクラ)が咲き始めている。

この桜は富士や箱根に近い所で咲く。

ダンコウバイも満開。





二十六夜塔。

ここで昔村の娘達が、月を待って朝まで語り明かしたのだと思うと不思議な気がする。

また、団体がやってきたので、退散。

13時36分。



ロープが続く急坂を、大学生がのんびりと下っている。

断層の研究に来たという。

譲ってくれたので道を急ぐ。



なんと此処で例の団体の内5人ほどが駆け下りてきた。

登りはよたよたしていたのに下りはとても早い。

私達は花を見ながら下る。

ヒトリシズカが一杯。

ヤブレガサも葉を広げている。



その内、急坂が足に応えるようになった。



芽生えの時期の山道は本当に綺麗。



可愛い小さな花が咲いている。

何だろう。



仙人水の看板があって沢筋に出た。

そのまま行こうと思ったが、団体の女性達がその先でおはなつみの最中とか。

仕方ないので沢で顔を洗いコーヒータイム。



この上に仙人水があるのか?

石の祠が鎮座している。



その内団体の遅れていた人達も到着。

この花は何だと聞かれたが、多分コンロンソウの仲間と思うとしか言えなかった。

でもコンロンソウやマルバコンロンソウよりもずっと小さくて可愛い。

ヨツバコンロンソウとかもあったなあでもこれは三つ葉だし、なんて考える。

後で、そうだミツバコンロンソウだと思い出す。

聞かれた時スパッと答えればかっこいいんだけどなあ。



紅葉の赤ちゃんと??の葉っぱ。



沢筋にでっかいシロバナエンレイソウが沢山咲いている。

でっかい!!

家内のシューズと比べると大きさが解る。



このスミレはシハイスミレかなあ?



エイザンスミレの葉だが、地面からかなり延びていて下に花が咲いている。

これもエイザンスミレかなあ。

12時47分車道に出る。



道端に葉の少し黒いスミレ発見。

これはタカオスミレ?

葉の黒さが中途半端。



またこのスミレの葉は変わっている。

これがかの有名なエイザンスミレとヒナスミレの混血のオクタマスミレだろうか。

イワカガミさんから、エイザンスミレとヒカゲスミレの混血のスワスミレではないかと教えていただきました。



モミジイチゴも満開。



のどかな農村地帯を行くが、ここらの家はみんな新築で立派。

タネツケバナも一杯。




マメザクラが咲いている所に標識があり、左へ行けば西川のバス停。右に月待ちの湯方向へ行く。



鮮やかな青色の建物と綺麗なロッジが建設中。



なんとか3時10分までに、バス停にたどり着いた。

でも誰も待っていないし時刻表には3時10分のバスはない。

芭蕉月待ちの湯のフロントで聞くと昨年この便は廃止されたとか。

次は5時10分という。

お風呂に入ってゆっくり帰ろうかと思うが、4〜50分で赤坂駅に行けるとの事なので歩く事にする。



紅葉の真っ赤なツボミ



最初は道端の花を楽しみに歩くが、引野田からはダンプや大型車がガンガン通り排気ガスまみれ。



菅野川の橋を渡り真っ直ぐ行くが、とても50分では着かない。

車道歩きで足にマメが出来た。

嫌になり疲れ果てて、やっと赤坂駅に着く。

ホームにはいると丁度16時35分の電車が来て滑り込み。

大月で乗り換え満員になった電車は高尾駅に遅れて到着。

乗り換えの為みんな急いで、陸橋を渡るが膝がガクガク。

突然前の人が足を滑らした。

もう少しで私も倒れ込みそうになるが横に避ける。

何人か団子になって転げてしまった。

登山の後の階段下りは急いじゃ危険だなあ..

何とか座れてウトウトしながら帰るが、急いでいたのでビールを買う暇がなかった。

思いもかけず疲れた山歩きだったけど沢山のスミレたちに出会えて幸せ。

ミツバコンロンソウも可愛かったなあ。

来週はいよいよゴールデンウィーク。

上高地の予定だが、今年は雪が多いとの事。

アイゼンいるかなあ??




総歩行距離14.5q

累計標高差 +779m −1339m

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