− あこがれの天狗、三嶺縦走路を一望に見る −
先日21日に登った土佐矢筈山は、山頂でガスにまかれ全く展望がなかった。
晩秋の天狗塚、三嶺の全景をどうしても見たい。
天気予報を見ると、今日は快晴とのこと。
眠っている家内を起こし急遽伝える。
5時40分出発。
矢筈峠を目指す。
旧の料金所あたりから、ガスがすごい。
こんな日はきっと山頂は快晴だ?
京柱峠に向かう途中で、祖谷山林道に入る。
天狗塚の看板有り。
重機が入っていて、かなり走りやすい。
10分ほどダートを走ると正面は通行止めとなる。
此処にも天狗塚の看板有り。
讃岐富士さんは、このあたりから取り付いて、牛の背経由で天狗塚によく登られているようだ。
ここを道なりに右に巻いていく。
かなり道路状態が悪くなる。
普通車では厳しそう。
8時30分着。
外気温−0.5度。
今朝の山頂は完全に零下の世界だったようだ。
矢筈峠の駐車場に車を停めて登山準備。
先着3台。
一台は出発済み。2台は単独行で土佐矢筈に向かうようだ。
トイレをすまし水場で顔を洗い眠気覚まし。
林道を5分も行くと駐車場と、綱附森登山口がある。
林道は此処で関係者以外立ち入り禁止。
頂上まで5KMとある。
8時45分登山開始。
最初から踏ん張る登り。
霜柱の中を登る。
登山道の両側は背の高いスズタケが生えているが、
かなり幅広く笹が刈り取られているので、笹こぎの心配は全くない。
頂上までずっと、苅りすぎと思われるくらいよく刈り取られている。
10分ぐらい急坂を登り後ろを振り返ると、土佐矢筈山が朝日に輝いている。
京柱峠の向こうには、石鎚山系にまで広がる大きな雲海が見えている。
もう少し登ると、樹木の間から、天狗塚のとんがりが見えてくる。
20分足らず登ると最初のピーク。
ここまで調子が掴みにくい。
霜の降りた登山道をアップダウンを楽しみながら行く。
ブナの巨木が多い。
ピークをいくつか越えて、目の前に綱附森が大きく広がるようになると
快適な笹原の散歩道となる。
北を見ると天狗塚が、これでもかという迫力で迫ってくる。
右に三嶺も顔を出している。
綱附森への登り。
素敵な樹木帯の道を行く。
樹木帯を抜けると後は、気持ちの良い笹原をゆっくりと登っていく。
高知県方面の山並みが続いているが同定出来ない。
笹原の石で小休憩。
あくまでも青い空と天狗、三嶺の美しい姿を楽しみながら飲むコーヒーは
とんでもなく美味しい。
少しだけのモミの林。
振り返れば土佐矢筈山。
緩やかな山道を周りの景色を楽しみながらゆっくりと登る。
南方の眼下には、物部村の永瀬ダムが遠く見えている。
あの下流に向かっていけば、南国インターに出ることが出来る。
後ろには、土佐矢筈山の向こうに愛媛の山々がくっきりと見え出す。
まだ雲海がはっきりと見えている。
天狗全景。
左後ろは中津山。
頂上直下から見た三嶺。
最後の登りも緩やか。
頂上は思いの外、狭い。
後ろで寝ているのは高知から来たおばちゃん達。
11時05分到着。
所要時間 2時間20分
続く
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